中尊寺金色堂LED照明計画:
東芝グループの社会貢献活動である中尊寺金色堂LED照明化事業の照明計画を担当した。
照明計画を行うに当たって、国宝であり、世界遺産でもあるこの貴重な文化財の維持・継承を最上位のコンセプトと位置付けた。
また、金色堂が阿弥陀仏の奉られる阿弥陀堂であるとともに奥州藤原氏四代の葬堂としての一面を併せ持つことを重視し、華やかさを強調する表面的な演出でなく、金色堂に内在する荘厳さをそのまま伝え、その本質的な力を引き出すことに専念した。
その本質的な力は、美しさの奥にあるものであり、照明はその美しさを感じさせる脇役でしかないことから、拝観者が自然に金色堂と向き合うことができ、その美しさを堪能できる光環境を作ることを、照明計画の基本的な考え方としている。
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