




概要:
現行の街路照明のグレア規制は、発光部に高輝度部分を持つ不均一な屋外街路用のLED照明に対応していないことから、照明学会の「屋外環境におけるLED照明器具のグレアに関する研究調査委員会(2013-2015)」における研究成果を踏まえて、屋外歩行者空間におけるLED照明の不快グレア規制に関する以下の指針を示したもの。
1.発光部の輝度分布をできる限り均一にする。
2.発光部に極端に高輝度な部分が存在する場合は、GR(Glare Rating)のみならず、目標とする不快グレア評価水準を個別・具体的に設定して、平均輝度(Lave10※など)を抑制する。
※画像測光により得られた発光部の最大輝度Lmaxの1/10以上の輝度値を有する画素を対象に算出した平均輝度
3.不快グレアを強く感じる照明器具の鉛直角60〜80度方向の光度を抑制する。
私見:
GRはもともとスタジアムなどの投光器を対象として実験により得られた評価値であるため、街路灯などに用いることにやや違和感がある。
路面の照度均斉度を効率的に高くするには照明器具の配光制御が欠かせないが、その結果として生じる高輝度部分がグレアの原因になるということであれば、歩行者の視環境における照度均斉度とグレアの重みの検討と、それを踏まえた両者のバランスの検討が必要と考えられる。