

多目的ドームにおける視環境評価システムを確立するため、評価要素の一つであるドーム内のボールの見え方に関して、実スケールでの実験を行い、解析した。
本研究は 東芝ライテック在職時に大成建設との共同研究として行った。
結果として、ボールの角速度と、ボールと背景との輝度対比の閾値(ボールを目で追えなくなる輝度対比の限界値)には相関が見られ、ボールの角速度が増加すると輝度対比の閾値もリニアに増加する傾向があることが分かった。
またボールの角速度が分かれば、ボールを見るのに必要な最小輝度対比を算出できるような実験式(指標)も得られた。
CIE(国際照明委員会)ニューデリー大会にて発表している。